私は基本性悪説で世の中を見ている。
転職活動をしてる中でSPIを死ぬほど受けてきた。
そこでよくあるのが、「人は私を陥れようとしている」的な一文。
間違いなく私は当てはまるにチェックするわけだが、これには理由がある。
人間というより、ヒトという動物の特性を考えると当然で、
一番発達した体の部位は脳と手。どうやって数万年の間生き延びてきたのかは明白だろう。
自分より大きな獲物を取るために、あるいは逃げるために知恵をしぼる。
その逃走本能がヒトには基本OSに組み込まれている。
だからこそ、良い言い方をすれば他を蹴落として這い上がる、
悪い言い方をすれば足の引っ張り合いが必ず起こる。
だから私は基本性悪説で物事を考えている。
そういう意味ではある種ヒトを一番信頼しているし、信用してない。
ヒトという生物が生きていく上では必要不可欠な進化だし当然だと思う。
以前、ゼミの教授と飲む機会があったが、そこでもヒトの身体機能の話になった。
「ヒトの体は長距離を走るために作られている」そう教授は言っていた。
ヒトよりすばしっこく動く動物はたくさんいるが、それらから
逃げ延び、あるいはそれらを捕食し生き抜けてきた一つに「長距離走」が関係していて、
ヒトにできて猫や犬にできない有酸素運動が理由なんだそう。
猫や犬のスプリントは長くは続かない、ヒトのランニングは長く続く。
だから逃げ延びることも、追いつくこともできるのだとか。
まあ何を言いたいかって、ヒトはどこまでも狡猾で、泥臭いそんな生き物なのだ。
だからヒトというOSには”逃走本能”も、他者を陥れて利益を得る”闘争本能”も
基本ソフトウェアとして組み込まれている。
だからこそ、2度の世界的な大戦があったにも関わらず、
いまだに恒久的な平和は訪れていない。
なんか伊藤計劃の考えてたこと、「虐殺器官」もこんな感じなんだろうか。
なんて思いながら、カルディで酒盗とマスカルポーネチーズを購入した。
そういえば内定がようやく一社出た。
大手広告企業のグループ会社で、人材系の会社だ。
ボーナスがないのが難点ではあるものの、とても働きやすそうで、
前職より給与も少し上がるし、労働時間も前職よりマシだ。
おそらく続けていけばそれなりに年収も変わってくると思うし
ボーナスが・・・とかはあんまり考えない方がいいのかもしれない。
とはいえ、とある有名企業も明後日最終面接。
どうなるのやら・・・長く働けるようなところなのか
短く太くで転職を前提に働くのか。
どれが正解だろうか・・・